The world is my oyster

有り余る時間  暇人の日記

CGの無い時代の映画鑑賞

先日、ネットフリックスでグラディエーターを見ました。

 

久しぶりすぎて、全く話を覚えていなかったのですが、ドイツの森林地帯から始まり、自然豊かなスペインに馬を走らせ、褐色の大地がむき出しの北アフリカを経由して、ローマで終わるという、ヨーロッパ~地中海沿岸の魅力満載の映画でもあったのですね。

 

さて、最近の映画はCGでうまく処理されていて、パッと見てどれがCGでどれがそうでないかがわからない作品が多くなりましたよね。でも、この映画が撮影された2000年はCGがそこまで普及していなかったようです。

 

昔は観衆の様子ひとつをとるにしても、ブルーバックやグリーンバックの前ではなく、セットにエキストラを入れて撮っていたんですね。

 

だから、下の画像のようにカメラマンが映りこんでいたりしますw

 

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答:こういうの見つけると結構楽しいよ!

 

逆に言えば、このカメラマンの横にいる観衆は全員リアルの役者さんということですね。これだけの人に衣装を着せるためには、相当に広い控室が必要だったのではなかろうかと。ワンシーン撮るだけでも、いろいろと大変ですね。

 

さらに、現在ならCG処理でいくらでもリアルに見せられるアクションシーンも、わきの下に剣を入れる昔ながらの殺陣で表現されています。

 

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目視で確認できるレベルでここまでハッキリ映ってましたw。2000年くらいまでハリウッドもこんな感じだったんだと、ちょっとほっこり。

 

今の映画って、美しすぎ、完璧すぎの印象があるので、こういう人間の手掛けた痕跡が垣間見れる映画もイイですね。